沖縄本島中部・読谷村(よみたんそん)にある「座喜味城跡(ざきみじょうあと)」は、世界遺産の一つ。
世界遺産の中では珍しく無料の観光スポットで、城壁からは東シナ海を一望でき、絶景を楽しむことができるんです。
しかも他の観光スポットに比べて人が少なく、穴場的場所でゆっくりと見学することができるので、おすすめ。
他の城跡に比べて規模が小さいですが、個人的にはとっても好きな場所です。
今回は座喜味城跡の所要時間や料金、アクセス、見どころなどをご紹介していきたいと思います。
座喜味城跡の料金や施設情報
【住所】読谷村字座喜味708-6番地
【電話番号】098-958-3141(読谷村立歴史民俗資料館)
【入場料】無料
【営業時間】散策自由
【駐車場】あり(無料)
上述した通り、なんと、入園料が無料!!!
営業時間もないので、周辺を自由に散策することができます。
座喜味城跡横に「世界遺産座喜味城跡 ユンタンザミュージアム」があり、こちらは有料。
大人500円、小中学生300円です。
座喜味城跡の歴史や読谷村の発掘品や美術品の展示の他、戦時中のチビチリガマの様子を再現したジオラマの展示や、亀甲墓(沖縄の一般的なお墓)の展示もあるようなので、沖縄の歴史や文化をより詳しく知りたい方は、見学してみてもいいかもしれません。
座喜味城跡の見どころは?
座喜味城跡は、15世紀の初頭に名築城家と言われた護佐丸(ごさまる)によって築かれたとされるグスクです。
城は2つの郭で構成されていて、沖縄県内の他のグスクに比べると中規模。
ですが、標高120mの丘のうえに立っているので、城壁の上からは那覇や本部半島、慶良間諸島、久米島などを望むことができます。
ほぼ360度シービューで、まさに絶景ですよ!
駐車場から歩いて行くと・・・
まずひとつめの門が見えてきました。
石垣がそそり立っていてとてもカッコいい・・・♡
座喜味城跡のアーチ門は、沖縄で最古のものと言われています。
一つ目の郭は広場のようになっています。
そして二つ目の郭のアーチ門。
アーチ門をくぐると、建物跡があります。
第二次世界大戦では日本軍の陣地が築かれ、そして戦後にはアメリカ軍の基地が置かれたそうです。
これだけのグスクが戦争で壊れたなんて、もったいない。
そして、城壁に登ることができます。
城壁に登ると、より素晴らしい曲線も確認することができます。
城壁からは素晴らしい景色を観ることができます。
読谷村全域が見られるだけでなく、那覇や慶良間島諸島、久米島、そして美ら海水族館などがある本部半島まで見ることもできます。
ほぼ360度シービュー!!!
最高の景色です。
ところどころ立ち入り禁止のところがありますし、手すりなどもありませんので、要注意です。
座喜味城跡周辺には、リュウキュウマツがたくさん植えられていました。
時期によってはマツボックリが拾えるかもしれないですね。
座喜味城跡見学の所要時間は?
座喜味城跡は2つの郭で、とってもこじんまりとしています。
遺構みたいなものもないので、所要時間30分もあれば見て回れます。
他のグスク(首里城や今帰仁城跡)に比べると観光客が少なく、ゆっくりとできる雰囲気で穴場的なスポットですよ。
しかも無料なので、琉球の歴史を楽しみたい方はおすすめの場所です。
座喜味城跡へのアクセスと駐車場
那覇市内から座喜味城跡へは、車で約1時間。
沖縄自動車道を利用するなら石川IC。
一般道であれば、国道58号線を北上→喜名(きな)交差点を左折→県道12号線
です。
途中の道が少し細いですし、一方通行の道も多いので運転には注意です。
そして、駐車場は2カ所あるのですが、歴史民俗資料館横の南駐車場が近くておすすめ。
ただ20数台しか停められないので、その場合は座喜味城址公園の北駐車場に停めて、少し歩かなくてはなりません。
この辺りは一方通行で道を間違えると面倒なので、ご注意ください。
座喜味城跡周辺の観光スポットは?
残波岬公園
<座喜味城跡から車で約15分>
残波岬公園は、約2キロに渡って断崖が続き、他では観ることのできない荒々しい沖縄の海を観ることができます。
岬には沖縄で一番の高さという白亜の灯台がそびえたっているのですが、登ることもできるんです!
頂上からは断崖と180度以上見渡せる東シナ海、読谷村の街並みを楽しむことができます。
沖縄県内には高い建物がなかなかないので、ここでしか見られない貴重な絶景ですよ。
周辺は公園として整備されていて、動物たちのいる「いこいの広場」や真っ赤でダイナミックな姿が写真映えする「残波大獅子」なども楽しめます。
【参考記事】残波岬はダイナミックな沖縄の海が見られる穴場スポット
やちむんの里
<座喜味城跡から車で約10分>
やちむんとは沖縄の言葉で「焼き物」のこと。
読谷村はやちむんが盛んな地域で、たくさんのやちむんの工房があります。
その工房が集まったやちむんの里では、可愛らしい器を購入することができ、器好きにはたまらないスポット。
石畳の道をぶらぶらと回り、お気に入りの器を探してください。
周辺にはやちむんを使用したカフェも多いので、カフェに立ち寄るのもおすすめですよ。
琉球村
<座喜味城跡から車で約15分>
読谷村から少し北上した恩納村にある琉球村は、沖縄の伝統芸能や歴史、工芸などが学べるテーマパークです。
琉球村は築100年を超えるような古民家を移築して、昔の沖縄の街並みを再現しており、古民家の中では伝統芸能の体験や、沖縄の踊りの見学などをすることができます。
また、エイサーや琉球舞踊、沖縄空手など沖縄の伝統芸能が一同に集まる「道じゅねー」やエイサーショーなどを見学することができ、沖縄の魅力をぎゅぎゅっと凝縮したような観光スポットです。
【参考記事】沖縄文化を体験できる琉球村を口コミレポ!見どころや所要時間、クーポンは?