那覇市から南の沖縄本島南部エリア。
神聖な空気が流れ、沖縄一のパワースポットといわれる「斎場御嶽(せいふぁうたき)」や、絶景が楽しめるドライブコース「ニライカナイ橋」、沖縄の歴史や文化が学べる「おきなわワールド」など、たくさんの観光スポットがあります。
那覇から1時間足らずで行ける上に、絶景スポットが多くて、私は大好きなんです。
先日、ニライカナイ橋と斎場御嶽に行った際に、知念城跡にも立ち寄ってみました。
誰もいない穴場の観光スポットで、しかも景色が最高!!!
だったのでご紹介したいと思います。
知念城跡へのアクセスと駐車場
知念城跡は、南城市知念にあります。
那覇の中心部・那覇国際通りから車で約50分ほど。
本格的なタイ料理と、テラス席から太平洋の大パノラマを見下ろせるという絶景が人気のカフェ「カフェくるくま」のすぐ近くです。
入り組んだところにあり、バスは通っていないので、レンタカー必須です。
無料の駐車場完備。
この日は冬の平日ということもあってか、私以外の見学者はいませんでした。
駐車場の道向かいに、城跡へと向かう遊歩道があり、正門までは徒歩5分くらいかかりました。
知念城跡
知念城跡は、国指定の史跡に数えられています。
ミーグスク(新城)とクーグスク(古城)と呼ばれる二つの郭からできています。
クーグスクは、古い野面積みで囲まれ、一番高い岩山の上に立地しています。
ミーグスクは、2つの門と石垣で囲まれた郭です。
こちらが正門で、見事な石垣です。
門はアーチ状の門をくぐって行きます。
正門を入ると、「火の神」が祀られている小さな祠(ほこら)がみえ、さらにその奥には、「友利御嶽(ともりうたき)」があります。
「御嶽」とは、鹿児島から石垣・宮古までの南西諸島に広く分布している「聖地」の総称のことです。
「斎場御嶽(せいふぁうたき)」数ある御嶽の中でも琉球王国最高の聖地と言われているんですよ。
そして、「友利(ともり)」とは、「名高く尊い」という意味だそうです。
この御嶽や火の神には、県内全域からの参拝客が多く訪れ、東御廻り(アガリウマーイ)の拝所ともなっています。
東御廻り(アガリウマーイ)とは、琉球を創世したとされる「アマミキヨ」が住みついたとされている知念・玉城(現南城市)を国王が巡拝する行事のことです。
まさに「穴場スポット」というような静けさで、鳥の鳴き声や風の音、木々のなびく音しか聞こえないくらい。
ですが、城壁からの景色は絶景。
どこまでも広がる青い海が見下ろせます。
この最高の景色を独り占め。
沖縄県内各地にはたくさんのグスクがあります。
世界遺産に認定されている「今帰仁城跡」や「勝連城跡」など素晴らしい場所もたくさんあるのですが、これだけ穴場感がある上に、最高の景色が見られるグスクはなかなかありません。
東御廻り(アガリウマーイ)の拝所ともなっていたということで、パワーももらえるかもしれません。
琉球王国の神女である「ノロ」の屋敷跡もありました。
草や木が生い茂っていて、不思議な空気に包まれていて、中に入るのにためらって、外からちらっとだけ見学させてもらいました。
東御下りで琉球国王が参拝したという神聖な場所。
静寂につつまれ、とても良い景色も独り占めできてリフレッシュできました。
斎場御嶽からも車で10~15分ほどの場所にあるので、立ち寄って見てはいかがでしょうか。
すぐ近くにあるカフェくるくまもおすすめ!
知念城跡に行く道の途中には、オリジナルのカレーや香草たっぷりのトムヤムクンなど、タイ料理が食べられる「カフェくるくま」があります。
このカフェくるくまのテラス席から見える景色がまた絶景!!!
お料理も美味しくて人気がありますし、デザートもマンゴーや紅イモなど沖縄らしい素材を使っていて美味しいんです。
こちらにも、ぜひ立ち寄って見てはいかがでしょうか。
【参考記事】沖縄南部で絶景の海カフェといえば、カフェくるくまがおすすめ!