ドライブ中の休憩としてはもちろんのこと、その土地ならではの名産品が安く購入できたり、美味しいスイーツやお食事が食べられる「道の駅」は旅行のときには立ち寄りたいスポットの一つですよね。
沖縄にもいくつかの道の駅がありますが、その中でも他にない特別感があり、おすすめしたいのが「道の駅かでな」です。
今回はその魅力をご紹介してきますね。
道の駅かでなとは?
道の駅かでなは本島中部・嘉手納町にある道の駅です。
嘉手納町は町の面積の約82%が米軍基地という、“基地の町”なんです。
住んでいる場所の大部分が基地なんて、びっくりですよね。
その中でも大部分を占めているのが、「嘉手納基地」です。
道の駅かでなのすぐ道向かいも嘉手納基地になっており、展望台からは基地の中の様子や、飛び立っていく爆撃機を見ることもできるんです。
もちろんこの地域の特産品や沖縄の有名なお土産品も購入できますし、この道の駅でしか買えないお土産も購入できますよ。
<道の駅かでな>
住所:中頭郡嘉手納町屋良1026-3
電話番号:098-957-5678
営業時間:8:00~22:00(施設により異なる)
定休日:年中無休
アクセス:那覇より国道58号を北へ23km、カデナロータリーで、県道74号線を沖縄市方面へ3km、約1時間。
嘉手納基地とは
嘉手納基地は極東で最も大きい基地で、面積は羽田空港の約1.6倍、東京ドームの約425倍の面積です。
あの巨大な羽田空港の1.6倍とは・・・恐ろしいです。
そもそも沖縄は、国土面積の約0.6%しかないにも関わらず、全国の米軍専用施設の約74.2%が集中しています。
県内には34施設、米軍基地が21市町村にあり、県全体の約10%の面積を占めているそうです。
小さな小さな島が、これだけ大きな負担を強いられているんです。
ベトナム戦争の際には、この嘉手納基地から多数の戦闘爆撃機が出撃し、戦闘に参加したこともあったそうです。
自分が住んでいる場所から戦闘のために爆撃機が飛んでいく・・・。考えただけでも胸が痛いです。
学習展示室が無料で見学できる
道の駅かでなの3Fには学習展示室があり、無料で見学することができます。
このように沖縄の土地と米軍施設を分けているフェンスが立っており、戦前から戦後までの沖縄の風景を撮ったパネルが張られています。
平和だった戦前、基地ができ占領されてきた戦後、たくさんの犠牲者を出してきた沖縄戦からここまで発展してきた沖縄の歴史を知ることができます。
嘉手納基地を離発着している戦闘機の模型もありました。
ここで勉強してから上の展望台に上がると、更に面白いかもしれません。
また、戦闘機とジャンボジェット機、トラックの音の聴き比べもできました。
沖縄では常日頃から米軍機が飛んでいて、基地の近くでなくても「うるさっっ!!」と思うことが多々あります。
これを聞くとどれだけの騒音かがよくわかりました。
展望台からは基地がよく見える!
道の駅かでなが他の道の駅と違うところ・・・。
それは極東最大の基地、嘉手納基地の中をみることができるところです。
フェンスや高い壁に囲まれていてなかなか中の様子を伺うことができませんが、ここからは基地の中を見ることができるんです。
滑走路も良く見え、タイミングが良ければ実際に離発着する米軍機を見ることもできますよ。
基地の島沖縄といえど、このようなスポットは他にはなかなかないので、貴重な体験をすることができます。
お土産屋さんではレアグッズも購入できる!
1Fにはお土産屋さんがあり、沖縄の有名なお土産品を購入することができます。
さらに、ここでしか買えないようなレアグッズもちらほら。
戦闘機の写真。
あと、「OKINAWA」や「KADENA」と書かれたエアフォースのTシャツも。
他にはないお土産じゃないでしょうか。
ステッカーやストラップなどもありましたよ。
ぜひぜひ、ここにしかないレアなお土産を見つけてくださいね~。
道の駅かでなといえばジャンボバーガー
道の駅かでなといえば、超巨大なジャンボバーガーが名物。
2Fのレストランと、1Fの売店でテイクアウトして食べられます。
ボリュームがあるので、2~3人でシェアして食べるのがおすすめですよ。
まとめ
- 展望台からは基地の中を見ることができる珍しい道の駅
- 無料の学習展示室では沖縄の歴史や基地のことを知ることができる
- お土産屋さんではここにしかない基地関係のレアグッズも販売している
- 名物はジャンボバーガー