久高島のレンタサイクルでの回り方と所要時間は?

お役立ち情報

沖縄では「神の島」と言われていて、沖縄のなかでも最高の聖地とされている久高島。

未だに伝統的な神事ごとが守られていて、自然豊かな久高島は、ゆったりとした時間が流れていてとっても癒される離島です。

久高島での移動手段としてはレンタサイクルがおすすめで、島を訪れる観光客のほとんどがレンタサイクルで島を回ります。

沖縄出身の私も何度と久高島に行っていますが、毎回レンタサイクルで回っていますよ♪

今回はレンタサイクルでの回り方と所要時間についてご紹介していきたいと思います。

 

スポンサーリンク

久高島でのレンタサイクル方法

沖縄本島からのフェリー・高速船は、久高島の徳仁港に着岸します。

港周辺にはいくつかのレンタサイクル屋さんがあり、予約なしで借りることができます。

料金はどこもほとんど変わりません。

島を1周するには頑張っても最低2時間はかかりますが、2時間で600円、3時間で900円、1日で1,000円と言った感じです。

 

小さな離島だと海からの潮の影響を受けて、自転車がすぐ錆びてしまうそうです。

そのため、タイミングが悪ければ、サビだらけの自転車を借りることに・・・。

2019年3月に訪れた際は、久高島船待合所で借りましたが、とても新しい自転車で快適にサイクリングを楽しめました♪

 

島のレンタサイクル屋さんでは、どこも電動自転車は置いていないそうです。

が、久高島は起伏がほとんどなくて平坦な道がほとんどなので、普通自転車でも何の問題もありませんよ。

 

子連れでの久高島観光の場合、子供乗せ用の自転車も置いています。

ただし、台数が限られていると思うので、事前に問い合わせされてみるといいかと思います。

 

レンタサイクル出発前の注意点

自転車を借りられたら、いざ出発♪

といきたいところですが、久高島を観光するうえでは、いくつか注意点があります。

 

  • 港周辺でトイレを済ませておく
    久高島には、港周辺以外にはお手洗いがありません。
    島をぐるっと回って港周辺に戻ってくるまでトイレに入れませんので、事前に済ませておきましょう。

  • 自動販売機も港周辺のみ
    港周辺の集落以外には、自動販売機がありませんし、もちろん飲食店や売店などもありません。
    南国沖縄でのレンタサイクルは体力を使いますし、夏は大汗をかきますので、水分は事前に、そして多めに準備しておきましょう。
    島の自動販売機は売り切れの場合もありますし、離島価格なので、沖縄本島で購入して持ち込むことをおすすめします。

  • 日焼け対策を忘れずに
    久高島の道は日陰がほとんどありません。
    晴れた日には数時間ず~~っと日差しを浴びることになり、日焼けは避けられません。沖縄の日差しに慣れていない観光客は、1~2時間だけであっても肌が真っ赤になってヤケド状態になることもあるので、日焼け対策は必至です。日焼け止め、帽子、サングラスなどは忘れずに持っていきましょう。

  • 立ち入り禁止の場所は立ち入らない
    久高島には、たくさんの御嶽(聖地とされているところの呼び名)がありますが、神聖な場所のため立ち入りが禁止されているところも多いです。当たり前ですが、立ち入り禁止になっているところには入らないようにしましょう。また、神行事期間中には一部立ち入り制限がかかる場所もあります。

  • 島のものは持ち帰らない
    浜を歩いていると、可愛い貝殻がたくさん落ちているので、ついつい持ち帰りたくなります。
    が、久高島から草木や石などを持ち帰るのは禁止。
    知らずに持ち帰ったあとに体調が悪くなってしまって、島に返しに来るということもよくある話だそう。

 

久高島のレンタサイクルでの所要時間

久高島は、周囲が約8キロほどのとっても小さな島なので、ほんの数時間でも楽しむことができます。

久高島で一番行くべき場所ともいえるのが、アマミキヨが最初に降り立ったとされる、カベール岬(ハビャーン)。

島全体がパワースポットともいえる久高島ですが、そんな中でも不思議なパワーを感じることができる場所で、どこまでもつづく果てしない海は何もかも忘れさせてくれるほどの美しさ。

フェリー・高速船乗り場がある徳仁港からこのカベール岬までは約3.4キロほどあるので、自転車でも20~30分ほどは掛かってしまいます。

そのため、レンタサイクルの貸出や返却時間を考えると、最短でも所要時間は2時間ほどと考えていたほうがいいでしょう。

安座真港10:00発⇒久高島13:00発のフェリーであれば、観光時間が2時間半ほど取れるので、弾丸での久高島観光を考えている人にちょうど良いですよ。

 

ただ、2時間だと島の東側を回るのがやっと。

島の反対側には南国らしい花々が咲くロマンスロードや、宝石のようにキラキラ輝くカー(井泉)もたくさんあり、感動するような絶景が待っています。

せっかく久高島に来たのであればぜひとも島を一周したほうがいいですし、信号もなく人ともすれ違わないほどのどかな島なので、何も考えずにぼ~~っと過ごすのも最高ですよ。

そう考えると、4~5時間は必要になってきます。

この場合は、安座真港10:00発⇒久高島15:00発や安座真港11:30発⇒久高島16:30発(夏季は17:00)などのスケジュールがおすすめです。

久高島の船は特に予約は不要なので、もちろん予定の時間を延長してもOK。

のどかな離島旅では、あまりスケジュールを立てずに気の向くままに動くのがおすすめです。

 

私も何度か訪れたことがありますが、海で黄昏たり、夢中で写真を撮っていると、毎回5~6時間は掛かってしまいます。

何もないのですが、その「何もない」が特別で最高の島なんですよ♪

 

 

久高島のおすすめの回り方

久高島ではほとんどの方がレンタサイクルで観光することになると思うので、今回はレンタサイクル前提でおすすめの回り方をご紹介しますね。

 

島半周コース

徳仁港⇒イシキ浜⇒カベール岬⇒折り返しで徳仁港へ

 

あまり時間がない!(2~3時間の方)という場合は、島半周コースになります。

その場合は、島の東側を通って島の端っこにあるカベール岬を目指します。

通り道にはピザ浜、タチ浜、イシキ浜などいくつかの浜があるのですが、雰囲気は大体同じようなもの。

ただ、海と砂浜の綺麗さは沖縄の離島ならではのもの。

何も考えずにぼ~~~っとしたくなるような美しさですよ。

 

そして、自転車を漕いでカベール岬へ。

ここはアマミキヨが降り立ったとされる神聖な場所で、久高島では欠かすことができない場所です。

岬までは結構な距離があって自転車はなかなか大変なのですが、その大変さを忘れるくらいの絶景が待っています。

 

2~3時間の滞在時間であれば、半周するので精一杯。

時間が余れば、徳仁港近くの集落を通ってるのもいいと思います。

 

島一周コース

半日、もしくは1日中滞在できるという方は、島一周することも可能です。

その場合のおすすめの回り方は・・・

徳仁港⇒イシキ浜⇒カベール岬⇒ロマンスロード⇒フボー御嶽⇒ヤグルガー⇒ミガー⇒集落散策⇒徳仁港近くでご飯⇒港へ

 

です。

ロマンスロードには、ハイビスカスや時期によってはテッポウユリなど南国らしい花が咲いています。

途中には東屋もあって、サイクリング中の休憩にもぴったり。

 

また、島の西側にはフボー御嶽という聖地があります。

ここは神事をする神聖な場所で、敷地内には入ることができず、外から見るだけにはなるのですが、不思議な雰囲気のする場所です。

時間があれば行ってみてもいいと思いますよ♪

 

そして、意外と知られていないけど、絶景スポットなのが、ヤグルガーやミガー。

カーとは井泉のことなのですが、ここは東側の浜とはまた全然違った海の色。

まさに、「久高ブルー」を堪能できる場所です。

 

久高島の集落は徳仁港周辺にしかないのですが、沖縄らしい昔ながらの家が立ち並んでいて、本島とは全然違うゆったりとした雰囲気が味わえます。

郵便局もブーゲンビリアが咲いていて、素敵でした!

 

また、食事ができる場所も港近くにしかありません。

 

私が何度か行ったことがあるのが、レンタサイクルもしている「さばに」。

沖縄そばなど軽食がいただけますが、久高島でならではのものといえば、「イラブー汁」。

イラブーとは海へびのことで、燻製にしたイラブーを煮込んだ汁が久高島の特産です。

沖縄本島でもなかなか味わえない珍味なので、ぜひ味わってみてはいかがでしょうか。

 

また、黒糖ぜんざいも絶品です。

(沖縄のぜんざいは、甘く煮た金時豆の上にかき氷を乗っけたものです。)

たっぷりの黒糖シロップをかけて食べると甘くて、熱くなった体に染みわたります。

 

個人的には、島の西側の海の青さ(ヤグルガーやミガー)が感動的で忘れられません。

島半周でも楽しめるとは思いますが、せっかくならばじっくりと時間をかけて島一周するのがおすすめです。

 

ただ、5月くらい~12月上旬くらいまでは立っているだけでも汗が噴き出すほどの暑さです。

しかも!久高島はほとんど日陰がなくて、なかなかの過酷さ。笑

体力がない方は1~2時間のサイクリングでもヘトヘトになると思うので、自分の体力を考えつつ計画を立ててくださいね~♪