驚くような美しさで、時間帯によって様々なグラデーションを見せてくれる沖縄の海。
透明度が高く、浅瀬でもたくさんの魚や海の生き物に出会うことができます。
そんな沖縄の海の中でもひときわ美しく、世界中のダイバーの憧れとも言われているのが、 「慶良間(けらま)諸島」です。
大小20あまりの島からできてきる慶良間諸島は2014年には国立公園に指定されています。
サンゴ礁が広がる世界有数のスポットで、その美しさは「慶良間ブルー」とも称されています。
先日、そんな慶良間島の中でも海水浴やシュノーケルスポットとして人気の「渡嘉敷(とかしき)島」に行ってきました。
なんと!!ウミガメに出会い、一緒に泳ぐことができました。
ウミガメはいつ、どんなところで会える??
沖縄はウミガメに遭遇しやすい場所と言われていますが、沖縄本島で海水浴やシュノーケリングをしていてもなかなか出会うはありません。
ウミガメに遭遇しやすい場所として一番に挙がるのが、「慶良間諸島」なんです。
その中でも特に遭遇率が高いと言われているのが、座間味(ざまみ)島の「阿真(あま)ビーチ」や、私が今回遭遇した渡嘉敷島の「とかしくビーチ」なんです。
座間味島は那覇から高速船で約50分、フェリーだと約2時間ほどです。
サンゴ礁が多いとされている慶良間諸島の中でも特にサンゴ礁が多く生息しています。
海の美しさもピカイチとされていて、ウミガメの生息地も多いようです。
また、サンゴ礁が多いので熱帯魚も多くたくさんの魚やウミガメと泳げるポイントなんですよ。
渡嘉敷島は那覇から高速船で約35分、フェリーで70分ほどです。
渡嘉敷島は慶良間諸島で一番大きな島で、那覇からも1日に何便も高速船・フェリーが出ていてアクセスしやすいのも魅力の一つ。
「阿波連ビーチ」と「とかしくビーチ」の2つのビーチが有名ですが、その中でもとかしくビーチがウミガメと泳げるスポットといわれています。
波が穏やかで遠浅なので、初心者や子供でも泳ぎやすいビーチですよ。
私も勘違いをしていたのですが、「沖のほうがウミガメに遭遇できる」というわけではないようです。
ウミガメは藻が好きなので、餌を探して岩場に訪れることが多いようです。
そのため、浅瀬の場所でウミガメに遭遇することも多いので、子供でも見られるチャンス大!!!です。
ウミガメは5~8月頃に産卵に訪れるので、その時期が遭遇率が高いみたいですよ。
とかしくビーチはウミガメと泳げる場所!
今回、はじめて「とかしくビーチ」に行ってきたのですが、沖縄出身でたくさんの海を訪れた私でさえ、ビックリするような透明度!!
そして、「これが慶良間ブルーか!!」というような美しさ。
刻々と色を変えていくグラデーションが素晴らしいです。
海の中に入っても、海の底まで見えちゃうくらい透明でした。
今回はシュノーケルセットと浮き輪を持参して海水浴をしましたが、シュノーケルセットはビーチのすぐ目の前にあるホテル「とかしくマリンビレッジ」でレンタルもできますよ。
もしシュノーケルをするのであれば、ライフジャケットを着用して遊ぶようにしましょう。
沖縄では毎年必ず、シュノーケルでの死亡事故が発生しています!!!
とかしくビーチは本島のビーチとは比べられないくらい、ほんっとに透明度が高く、水に顔を浸けなくても魚が確認できるくらいでした。
ただ、サンゴ礁は思っていたよりも少なく、魚はあまり多くはいませんでした。
魚を見つつ泳いでいると、ところどころで「ウミガメに会えたね~~」「2匹も見たよ!!」なんて子供の声が聞こえていたので、「え~~、本当に居るんだ~~!!」なんて半信半疑でした。
が、しばらく泳いでいると、「あ!!ウミガメが居た~~~!!!」って子供の声。
急いで近寄ってみると、ほんとに居ました!!大きなウミガメちゃん!!!
ここ、遊泳区域ですよ??足も付くくらいの浅瀬です。
思いっきり近づいても逃げたり離れたりしません。
マイペースにゆらゆら泳いで、ときたま藻を食べています。
可愛い~~!!!
今回は防水カメラを持参していたので、必死にパシャパシャと写真を撮りました。
私の持っている防水カメラはこちら。
最近はGo-Proが主流ですが、操作が難しい・・・とよく聞きます。
このデジカメは操作が簡単ですし、地上でも他のコンパクトデジカメに全然見劣りしないくらいの画質です。
ムービーも撮れるので、毎回いい思い出になります。
全く逃げる気配がなく、ず~~っと一緒に泳いでいられるくらいでした。
浅瀬なのでもちろん小さな子供達も一緒に泳いでいたし、時々息継ぎで地上に顔を出すのがとても愛くるしくてたまりませんでした。
(ただし、ウミガメはデリケートで嫌な思いをすると二度とやってこなくなるようなので、触ったり餌付けするのはNGです。)
ウミガメに遭遇して、まさかこんな近距離で一緒に泳げるなんて思ってもいなかったので、感激でした。
とかしくビーチは日陰なし!パラソル必須!!
とかしくビーチ、少しくらい日陰があるだろうとなめていましたが、全くありません!!
私達はビーチ奥の方の東屋(テーブルやベンチあり)を確保できたのでよかったですが、そうでなければ、ビーチパラソルは必須です!
ビーチ横の「とかしくマリンビレッジ」さんでレンタルしているようなので、シュノーケルセットと一緒にレンタルするのをおすすめします。
また、とかしくビーチはシャワーが1カ所しかありません。
なので、シャワーやトイレについてもとかしくマリンビレッジさんで貸してもらう人が多いようです。
何組か、ポップアップテントを砂浜に立てて日差しをしのいでいました。
離島だとちょっと荷物になっちゃいますが、それもいいですね~。
渡嘉敷島へのアクセスは?
渡嘉敷島へは那覇の泊港から高速船とフェリーが出ています。
<高速船(マリンライナー渡嘉敷)>
運行時間:1日3便(泊港発:9:00、13:00、16:30)
料金:往復4,740円
所要時間:約35分
<フェリーとかしき>
時間:1日1便(泊港発:10:00)
料金:往復3,160円
所要時間:約70分
高速船利用(9:00泊港発、17:30渡嘉敷港発)を利用すれば滞在時間が8時間もありますので、那覇からの日帰りも可能です。
渡嘉敷島へのフェリー・高速船はWEB予約も可能です。
予約はこちらから⇒渡嘉敷村公式サイト
ただし、夏休みシーズン(7・8月)時期の高速船は早い段階で満席になります。
旅行が決まった段階で、早めに予約することをおすすめします。
渡嘉敷港からとかしくビーチへのアクセス
バスやタクシーも運行あり
島内では、「とかしき観光バス」が高速船やフェリーの時間に合わせて定期路線バスを運行しています。
が、渡嘉敷港⇔阿波連ビーチ間の運行のみで、とかしくビーチへは停まらないんです・・・。
(そのため、多くの観光客は阿波連ビーチに行き、とかしくビーチは人が少なく穴場なんですよ!!)
また、渡嘉敷島にはタクシーもあるようです。
米浜交通(TEL:098-987-3215)
が、渡嘉敷島は小さくてほとんど車も通らないような島なので、タクシーの台数も少ないです。
(場合によっては長い時間待たされることもあるかもしれませんので、あまりおすすめはしません。)
渡嘉敷島内の移動はレンタカー・レンタバイクがおすすめ!
バスがなく、タクシーも数が少ない・・・。
渡嘉敷港からとかしくビーチへは車で約10分ほどの距離ですが、山を越えなければなりません。
島内にはレンタサイクルもありますが、海に入るとなれば荷物も多いでしょうし、灼熱の沖縄で3キロ以上も山道を超えるのは至難の業・・・。
そこでおすすめなのは、レンタカーやレンタバイクです。
島内では何社かレンタカーやレンタバイク屋さんがあります。
私は今回「民宿かりゆし」さんで100CCの二人乗りバイクをレンタルしました。
当日返車だと3,000円+ガソリン代(数百円)なので、二人で割るとそう高くないですよね。
レンタカーだと当日返車で4,500円でした。
那覇発の日帰りツアーもおすすめ!
自分で船を予約してレンタカーを予約して・・・
さらにはビーチでのレンタル用品を確保してタオルや飲み物諸々準備して・・・・
と離島でのシュノーケリングはなかなか手間。
そんな時は、沖縄本島からの”日帰りオプショナルツアー”もたくさん出ているので、それを利用するのも手です。
↓日帰りシュノーケリングツアーの予約はこちら↓
私もシュノーケリングツアーに参加したことがありますが、数人につき一人インストラクターが付いてくれるので、初心者はとっても安心なんですよね。
シュノーケルはやり方を間違えると水が逆流してきてパニック!!
になりかねないので、初心者は個人でやるよりも、こういったツアーに参加して感覚を覚えるのがおすすめです。
魚やウミガメが居るスポットにも詳しいですし、ツアーによっては写真をプレゼントしてくれるところもあるので、素敵な思い出ができるはずです!!
まとめ
- とかしくビーチは浅瀬でもウミガメに会えるビーチ
- 渡嘉敷島は那覇から高速船で35分、フェリーで70分とアクセス良好
- とかしくビーチへ行くバスはなく、タクシーも数が少ないので、レンタカーやレンタバイクがおすすめ
- 那覇からの日帰りシュノーケルツアーもたくさん出ているので、チェックしてみて!!