沖縄のグルメといえば、沖縄そば、タコライス、ステーキ、ハンバーガー・・・
たくさん思いつくかもしれませんが、沖縄県民の私がおすすめしたい沖縄グルメの一つが、「沖縄てんぷら」なんです。
沖縄でいうてんぷらは、さっくさくでお上品な普通の天ぷらとはちょっと違うということをご存知でしょうか。
衣にはたっぷりの卵が使われていて、ぼてっとしていて分厚いんです。
具材ももずくや紅イモなど沖縄ならではで、天ぷら自体に塩っ気があるので、沖縄県民はおやつ感覚でてんぷらを食べるんですよ。
鮮魚店で販売していたり、街中にはてんぷら専門店があったりと沖縄県民には欠かせないグルメの一つなんです。
そんな沖縄てんぷらですが、県内で一番有名ともいえるのが、「奧武島(おうじま)」なんです。
奧武島は、沖縄本島南部・南城市に位置する離島なのですが、本島とは奧武大橋で繋がっていて車で渡ることができるんです。
奧武島で人気のてんぷら屋さんといえば、「中本鮮魚店」と「大城てんぷら屋」の2店舗で、どちらも常に行列ができているくらいの有名店。
今回はその一つ、「大城てんぷら屋」さんに行ってきたので、そのレポートです。
あちこーこーのてんぷらがいただける大城てんぷら店
大城てんぷら店は奧武島の裏のほう・・・。
本島から奧武大橋を渡ってすぐ右折し、ぐる~っと島の反対側に回ったところにあります。
島の大きい道路は一本で島を一周できるようになっているので、迷うことはないでしょう。
一周するのに車で10分かからないほどの小さな島です。
てんぷらはALL60円でリーズナブル!!
さすが、人気店ということもあり、店舗前にはたくさんの人と駐車している車がありました。
大城てんぷら店は、注文を受けてからてんぷらを揚げるスタイル。
そのため、注文してから受け取るまで少し時間が掛かります。
私が行ったのは、祝日の14:00頃でしたが、大体20分待ちでした。
レジ横に大体の待ち時間が表示されているので、それを参考に!!
午前中~お昼時はかなり並ぶようなので、14:00以降のほうが並ばないかもしれないですね。
でもあまりにも遅い時間だと売り切れている商品もあるので、注意!!
店舗の前にテーブルがあり、たくさんのオーダー表があるので、それに欲しい数を記入します。
メニューはこちら。
奧武島は海人(うみんちゅ)の島で、もずく漁も盛んです。
そのため、さかなやいか、もずく、アーサ(海藻のあおさ)など、島らしいメニューが多いです。
ウインナーやちくわなど子供達が好きそうなメニューもあって、家族連れも嬉しいですよね。
今回は5品を注文。
ALL60円なので、5品頼んでも300円と激安です。
番号札をいただいて、店舗前でしばし待ちます。
店舗前にはベンチやイートインスペースがあるのでそこで待っても良いですし、目の前が海岸になっているので、待ち時間が長ければ少し散歩してみるのもいいと思いますよ。
15分ほど待って、呼ばれました。
揚げたてなので、車に戻ってさっそくいただきますよ~~。
まずは「魚」と「いか」。
沖縄てんぷらでは、この二つは定番中の定番。
私的には絶対に外せない二つです。
さかなはほどよく噛みごたえがあって、肉肉しいかんじなんです。
冷凍を使っている店舗なんかだと少し臭みが残っちゃうこともあるんですが、全く臭みがなく新鮮!!
チキンスティックのような感じ。
ちょうどいい塩加減で、めちゃくちゃ美味しい!!!
いかも柔らかくって、美味しかったです~。
揚げたてなので、あちこーこー。(沖縄の方言で、あったかい。)
そして「もずく」。
よく食べるもずく酢とは全く違った感じで、これはこれで美味しいんです。
「アーサ」。
他のてんぷらは衣がぼてっとしているのですが、これどちらかというとサクッサクで、スナック菓子みたいでした。
海藻の香りがほのかにしてました。
そして、新商品だという、ベニイモ。
私は、沖縄てんぷらの中で1、2位を争うくらい紅いものてんぷらが好きなんです。
紅いもタルトの上の部分をそのまま揚げたのかな??ってくらいモチモチしていて美味しいんです。
ほんのり甘くて、デザートのような感覚です。
他に「うむにー」というメニューもあるのですが、うむにーは紅いもと田芋をすりつぶしたものなんです。
こちらも素朴な美味しさがあっておすすめですよ。
衣が分厚いので食べごたえがあって、5個でお腹パンパン!!
これでたったの300円だからコスパよすぎじゃないですか??
ドライブのお供におすすめですよ。
ただ、衣が分厚い分、これだけたっぷりの油が・・・。
胃がもたれるかもしれないので、食べすぎには注意です。
場所を移動して、奧武大橋の横の海辺で食べたのですが、座るとネコちゃんが寄ってきて、可愛くおねだり・・・。
ぽちゃぽちゃに太っていて、「あ~、みんなにおねだりしてるんだろうな~」て感じ。笑
可愛いからついついあげちゃうんですけどね。
海はとっても綺麗で透き通っています。
11月下旬で薄手のニットでも肌寒いくらいの日だったのに、地元の子供達が飛び込み大会をしていました。
島らしい、のどかな漁師町の雰囲気が素敵な奧武島です。
駐車場はあるの??
店舗横に5~6台停められるスペースがありました。
その手前にも大きな駐車場があるのですが、場所がわかりづらいのか停めてる車は少なく、皆さん路駐していました。
あと、店舗を通り過ぎて少し車で走ったところにもいくつか駐車スペースがありましたので、混んでいても十分停められますよ。
路駐はしないようにしましょう。
大城てんぷら店の詳細
【住所】南城市玉城字奧武193
【電話番号】098-948-4530
【営業時間】11:00~19:00
【定休日】月曜日(祝日の場合翌日)
奧武島周辺の観光スポットは?
ガンガラーの谷
奧武島から車で約10分
数十万年前にできた鍾乳洞跡には亜熱帯の森が広がり、現在も発掘調査が行われているという神秘的なスポットです。
巨大なガジュマルや亜熱帯の樹木など緑が生い茂り、神秘的な空間になっています。
自由散策はできず、事前予約のガイドツアー制になっているので要注意。
おきなわワールド
奧武島から車で約10分
沖縄最大級のテーマパークで、沖縄の歴史・文化・自然をテーマに様々な施設が点在しています。
全長約5キロで鍾乳石の数が100万本以上と国内最大規模を誇る鍾乳洞「玉泉洞」やダイナミックな演舞が目の前で行われる「スーパーエイサー」、国内最強とも呼ばれる毒蛇・ハブをテーマとした「ハブ博物館」など見どころが満載です。
斎場御嶽(せいふぁうたき)
奧武島から車で約20分
「御嶽」とは沖縄各地に点在する聖地のことで、古くから様々な祈願が行われてきた場所です。あらゆるところにある御嶽の中でも、斎場御嶽は沖縄最強の聖地といわれる沖縄一のパワースポットです。
琉球国の国家行事も執り行われた神聖な場所で、御嶽全体が神秘的な空気に包まれています。
御嶽の奥からは「神の島」と呼ばれている久高島を臨むこともできますよ。
まとめ
本島南部にある奧武島は衣が分厚くて沖縄県民がおやつとしても食べる「沖縄てんぷら」がおすすめの離島です。
漁師の島らしい、さかなやもずく、いかの天ぷらが特に絶品ですよ!
注文してから揚げるので、常にあちこーこーのてんぷらをいただくことができます。
本島南部の観光スポットにも近いので、本島南部に行くことがあればぜひ立ち寄ってみてくださいね~。