やちむんとは、沖縄の言葉で「焼き物」という意味。
沖縄にはたくさんのやちむん工房があり、お気に入りの器を探して巡るというのもおすすめです。
やちむんといえば有名なのが、那覇市壷屋の「壷屋やちむん通り」が有名な壷屋焼、そして本島中部・読谷村の「やちむんの里」です。
読谷村内には68もの工房があり、それぞれ個性的なやちむんが作られているのですが、それらの工房が集い、通常よりも安く手に入るのが「読谷やちむん市」です。
読谷やちむん市とは?
読谷やちむん市は、読谷村内の工房が共同で販売する陶器市です。
伝統的なやちむんから、ポップな色合いや絵柄がモダンなやちむんまで、個性的な食器類が並びます。
沖縄県内でも最大規模のやちむん市で、県内客はもちろんのこと、これを目当てに訪れるという観光客の方もいらっしゃいます。
開催時期は、毎年2月の最終土・日です。
2019年は2月23日(土)、24日(日)に開催されました。
会場ではわたあめやフライドポテト、ホットドッグなどの屋台も出店し、午後にはチャリティーオークションも開催されるんですよ!
第26回の今年(2019年)は34もの工房が参加し、例年通り、ものすごい盛り上がりでした。
読谷やちむん市の開催場所は?
読谷やちむん市が開催されるのは、読谷ファーマーズマーケット「ゆんた市場」です。
那覇からアクセスする場合、
国道58号線を北上し、伊良皆(北)交差点を左折
(すき屋を越えたすぐの信号です。)
1キロちょっと走ると左手にあります。
読谷やちむん市の駐車場は?
読谷やちむん市が開催される土・日には、たくさんの方が来場されます。
(なんと、2日間での来場者は、2万人以上だとか・・・!!!)
ゆんた市場横には臨時駐車場が設置されて、何百台もの車が駐車できるほどのスペースです。
ですが、さすが県内最大規模の陶器市。
開催時間前にも関わらず次々と車が停められて、私が帰る11時過ぎには満車状態になっていました。
入れ替わり立ち代わりで停められないことはないでしょうが、タイミングによっては駐車場をグルグル回ることになると思います。
駐車場問題を考えると、遅くとも開始時間(例年10時)までには着いていたいところです。
読谷やちむん市の参加工房
今回私が訪れた、2019年の第26回やちむん市に参加していた工房は下記のとおり。
毎年参加する工房が変わるようなので、お目当ての工房がある場合は、事前にチェックしてから行ってくださいね。
- シマシマポタリ
- 比嘉公房
- 仲間陶房
- 志陶房
- やちむん漂窯
- 深貝工房
- 工房マチヒコ
- 陶器工房虫の音
- 陶房髙江洲
- 吉陶房
- ヒネモスノタリ
- 沖縄南の島陶芸工房
- 真南風工房
- ei-bou
- 陶器工房壹
- 山城窯
- 読谷壷屋焼陶芸城
- 陶芸工房てぃーだ
- 南龍窯
- 美ら海窯
- 宮城三成工房
- 180+
- 常秀工房
- てぃぬひら工房
- 琉球焼南陶窯
- 宇座山田窯
- はんざ窯
- 工房双子堂
- 壷屋焼やちむん家
- 読谷山焼北窯與那原工房
- 田陶房
- 伝統工芸壷屋焼陶糸
- 井口工房
読谷やちむん市の回り方
今回私は、2日目の朝一に行きました。
読谷やちむん市は通常10時開始なので、30分ほど前に会場に到着しました。
たくさんのテントが並び、テントの下にはたくさんのやちむんが並んでいるのですが、開始まではテントに近づくことができません。
規制線が張られていて、10時開始と共に、お目当ての工房のブースへと向かうことができます。
開始までは皆さん、行きたい工房の近くで待機しています。
そして、10時開始の合図とともに、みなさんお目当てのブースへGo!!!
人気の工房のブースは人がわちゃわちゃ・・・
ショッピングどころではないほどの混雑度です。
今回私はペルシャブルーのやちむんが欲しくて、開始を待っている間に目星を付けていたので、まずはそのブースへGO。
ただ、前日にかなり売切れちゃったらしく、品数は少なかったです・・・。
その後は特にお目当ての工房がなかったので、ぶらぶら歩いて掘り出し物を探します。
やちむん市では欠けていたり傷がついていたりと訳あり商品が多く出品されていて、そのため通常よりも安い金額で購入することができるんです。
ただ、やちむんはもちろん手作りで、同じデザインでも一つ一つ少しずつデザインが違っているので、「これいいなぁ~♡」と見て悩んでいたら、すぐに取られちゃう!!!
ってこともあり、一期一会です。
それがまたやちむん市の面白さでもあるんですけどね~。
会場を一通りぶら~~っと見てみましたが、やはり、通常よりもとても安い!!
お茶碗が700円や汁椀が1,000円、大きな丸皿が2,000円など、普段では考えられないような金額で売られているので、あれもこれも欲しい!となっちゃいます。
工房によってデザインが全然違っていてどこも個性的。
そして、何十万もするようなシーサーも割引価格で販売しています。
割引額が高いので、お得ですよね~。
それほど広くない会場ですが、気付けば1時間以上物色していました。
お目当てのものがとっても安く購入ができたので、大満足♪
で会場を後にしました。
読谷やちむん市で気を付けること
今回、初めてやちむん市に行ってみたのですが、想像以上の盛況っぷり。
これをしていたら、もっと楽しめたのになぁ・・・という、初心者の私の反省点をまとめてみました。
行くなら1日目の朝一がおすすめ!
今回2日目の朝一に行ったのですが、「初日でほとんど売切れちゃったよ~」なんていう工房もありました。
もちろん、2日目用で準備してくれているので、2日目の朝一ですっからかん!ということはありませんでした。
が、お目当てのやちむんがあるのであれば、やはり、初日の朝一がいいようです。
両日とも、15:00にはチャリティーオークションが開催されるということで、それに参加されるのも楽しいかと思いますが、午前中でほとんどの商品がなくなっている工房もありました。
もし、「2日目しか時間がないよ~」という場合でも、やはり朝一がおすすめですよ。
支払いは現金のみ!
やちむん市では、クレジットカードが使えなくて、支払いは現金のみです。
また、工房によっては「つり銭が足りないです~」と困っている場合もありますので、現金は多めに、そして千円札を多めに準備しておくのがいいと思います。
マイバッグ持参で
やちむんを購入したら、新聞紙に包んでビニール袋に入れてくれるのですが、思った以上にかさばる!!!
やちむんは重たくてビニール袋だけだと心細いですし、マイバッグは持って行ったほうがいいですよ~。
事前に目星をつけておく
まずはゆっくりと一通りみて~・・・
なんて余裕は全くありません。
皆さん、10時開始になると、お目当ての工房へダッシュ!で一瞬で商品が無くなっていました。
最近ではSNSをやっている工房さんも多いので、事前にチェックしてある程度目星を付けていたほうがいいですよ。
手荷物は最小限で!
やちむん市、県内最大規模というだけあって、たくさんの人が来場されていました。
が、ブース内は狭くてたくさんのやちむんが並んでいるので、人とぶつかる度にヒヤヒヤ・・・。
大きい荷物は周りの人の迷惑になるので、手荷物は最小限がいいです。
人気工房は整理券がないと購入できない!
人気の工房は人が集中することを避けるため、整理券を配布していました。
私が確認できた範囲では、
- 工房 双子堂
- シマシマポタリ
- 志陶房
は整理券を配布していて、順番で案内をしていました。
そして、購入は5点限りなど、個数も限定していました。
特に人気だった双子堂さんは、8時前には既に整理券の配布も終わっていたようです。
(おそろしや~・・・。)
ただ、整理券を持っている人はゆっくりと商品を選んでいたので、いいな~と思いましたよ。
購入したい工房さんがあれば、事前に何時から整理券を配布するのか確認しておいたほうがいいです。
読谷やちむん市で安く購入できた器
今回私が購入したのがこちら。
なんだか似たようなものばかりになってしまいました・・・。
家にあるのが白っぽい器ばかりだったので、暗い色の器が欲しかったんです。
今回、沖縄そば用の「そばまかい」が欲しかったのですが、通常はどの工房でも2,000円以上はするんですよね~。
今回、一つ1,500円で購入することができました!
しょうゆ皿は一つ300円。
小皿も一つ500円という驚きの安さでした。
また、一番のお目当てだったペルシャブルーの小皿。
気泡があり、通常の50%オフの1,000円で購入することができました♪
かなりお得に購入でき、大満足♡
来年も絶対に行こうと誓いました。
その際にはまたレポしますね。