沖縄を観光するうえで、絶対に外せないスポット言えば、首里城ですよね。
琉球王国の歴史を感じられる沖縄一のグスクで、中国様式と日本様式を取り入れた独特の佇まいは他では観ることのできない、圧倒的な存在感です。
沖縄を訪れた際には必ずと言っていいほど首里城観光をすると思いますが、首里城周辺には琉球王国の歴史を感じられるような様々な観光スポットがあります。
その中でも人が少なく風情が感じられるスポットが、「金城町の石畳道」です。
金城町の石畳道は今でも歩くことができ、昔ながらの沖縄の風景が未だに残っている数少ない場所でもあります。
首里城から徒歩でも行ける場所にあるので、首里城観光の後に立ち寄るのがおすすめですよ。
首里の金城町の石畳道とは
金城町は、琉球王国時代に城下町として栄えた場所です。
首里城から真玉橋（まだんばし）に至る長さ4キロ、総延長10 kmの官道であった真珠道（まだまみち）の一部でした。
首里城は第二次世界大戦中に日本軍の司令部が置かれていたため、徹底的に攻撃されて壊滅状態となりました。
真珠道は沖縄戦でほとんどが破壊されてしまったのですが、奇跡的に戦火をまぬがれた約300ｍの石畳が当時の面影をとどめています。
周辺には民家が立ち並んでいるのですが、赤瓦屋根の伝統的な家が多くて風情がありますよ。
NHKの連続ドラマ「ちゅらさん」のロケ地ともなった場所で、とっても写真映えするスポットです。
首里城周辺の賑やかさがうそのように、この辺りは人が少なくて静かな場所で、那覇観光の穴場ですよ♪
金城町石畳の場所は？
首里金城町の石畳道は、首里城からもすぐの場所にあります。
徒歩で約10分ほど。
ただ、場所が少し分かりずらい上に看板も少なくて、初めてだとスムーズにたどり着くのが難しいです。
そこで、後程首里城からの最短ルートをご紹介しますね。
首里金城町の石畳道の駐車場は？
金城町の石畳道には、残念ながら専用の駐車場がありません。
首里城周辺には首里城へ直接アクセスができる県営の駐車場や、民間のコインパーキングがあります。
首里城観光をするときに、レンタカーで行く場合にはそちらの駐車場に駐車すると思うので、停めたまま向かうのをおすすめします。
首里城からは徒歩10分ほどなので、十分歩いて行けますよ。
（ただ、石畳道はかなりの急こう配。）
首里城→石畳道は下り坂なので平気ですが、石畳道→首里城へは急な上り坂で体力を奪われます。
しかも！石畳は琉球石灰岩でできていて、滑りやすいんです。
（首里城も同様です！）
安全のためにも、スニーカーなど歩きやすい靴で観光するのがおすすめです。
首里城から金城町の石畳道への行き方
首里の金城町石畳道を目指される方は、まず首里城観光をする方がほとんどだと思います。
私もこの前首里城に行き、その後金城町の石畳道へと向おうとしたら、看板がほとんどなくて道に迷いました。
ということで、首里城からの行き方をご紹介しますね。
まず、首里城の有料見学区域を出ると、園比屋武御嶽石門や守礼門を通って首里杜館（すいむいかん）へと向かいます。
首里杜館（すいむいかん）はレストランや総合案内所、ショップなどがあるレストセンターです。
そこを通り過ぎ、そのまま道を真っ直ぐ進みます。
すると交差点があり、手前に看板があるので、看板の通りに左へ。
しばらくするとP2駐車場の入口が見えてきますので、そのまま真っ直ぐ。
トンネルを抜けます。
トンネルを過ぎて少し歩くと、次はP1駐車場の入口があります。
そのまま真っ直ぐ進むと・・・
右手にタイムズのコインパーキングが見えます。
その手前の小さな道へと進みます。
小さな看板があるのですが、非常にわかりづらくて見落としがち・・・。
ここからちょっとずつ道の雰囲気も変わってきます。
緑が多くて少し薄暗い小道なのですが、ず～っと真っ直ぐ・・・
途中にカフェもあり、休憩にちょうどいいかも♪
そこからひたすら真っ直ぐ、真っ直ぐです。
そうすると、見えてきました、石畳道。
そして、よくガイドブックで見かけるベストスポットがこちら。
沖縄らしいですね～～～。
こういう風景をイメージしている方も多いと思いますが、こういった昔ながらの景色が残っている場所は意外と少ないんです。
この辺りは綺麗な風景を残そうという意識が強いのか、家の壁にはたくさんの花を植えているので、散歩するのも楽しい♪
小道が多いので、ぶらぶらと思いのままに散歩するのがおすすめです。
まとめ
首里城から金城町の石畳道への行き方をご紹介しましたが、お分かりになったでしょうか。
ほとんどのガイドブックに掲載されるくらいメジャーな観光スポットなのですが、看板が少なくて分かりづらいんですよね～。
でもそのせいか（！？）首里城周辺の賑やかさからは考えられないくらい人が少なく、静かで落ち着くような、素敵な雰囲気の場所です。
首里城観光の後に時間があるのなら、ぜひ金城町の石畳道でぶらぶらと散歩をして、琉球王国時代の雰囲気を味わってみてはいかがでしょうか。
せっかくならば、首里城と同じく世界遺産で沖縄で建造物としては唯一（2019年3がつ現在）の国宝である玉陵（たまうどぅん）もおすすめです。
【参考記事】首里城周辺の観光スポットなら国宝の玉陵がおすすめ！
