2018年5月 八重山離島巡り(西表・波照間・小浜)旅行記②

旅行記

八重山離島巡り旅行記の続きです。

前回の記事がこちら⇒2018年5月 八重山離島巡り(西表・波照間・小浜)旅行記①

 

この日は事前に予約していたマングローブカヤック体験です。

私が予約したサイトが、この「たびらい」という予約サイト。

ダイビングやシュノーケルツアー、バスツアーなどたくさんのオプショナルツアーや格安でレンタカーなどの予約ができるサイトです。

 

石垣島から日帰り可能なオプショナルツアーがたくさんあったのですが、日帰りでマングローブカヤックも由布島観光もできるプランを探しました。

そこでヒットしたのが、「西表島カヌークラブ空風」さんが主催しているマングローブカヤック&トレッキング&由布島観光ツアーでした。

 

スケジュールとしては、午前中がカヤック&トレッキング。

まずはカヤックでマングローブの中を進み、その後トレッキングで滝を目指します。滝に到着したら滝遊びをして、再びトレッキング&カヤックでスタート地点まで戻ります。

午後からはガイドさんおすすめの食事処で昼食を食べ、由布島観光をするという内容でした。

 

 

西表島・大原港で予約をしていたオプショナルツアーのガイドさんと合流。

お手洗いを済ませて、送迎車でさっそくカヤックのスタート地点へと向かいます。

今回は私達2人だけということでマイペースに過ごすことができました。

 

車を少し走らせ、カヤックのスタート地点に到着したら、さっそく準備をします。

このツアーではマイラ川、ピナイサーラの滝、サンガラの滝いずれかに向かうコースで、事前に指定はできませんでした。

沖縄最長のピナイサーラの滝も行ってみたくてそこに行くツアーもあったのですが、今回はあまり時間がなかったので断念。

この日はマイラ川コースでした。

 

貴重品類は車に置き、必要最低限のものだけ貸出してくれる防水バッグに入れます。

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日焼け止め、虫よけスプレー、緊急のトイレ用のビニール袋とティッシュ、防水カメラを持ちました。

この日は曇りだったのでなくても大丈夫でしたが、日差しが強い日であれば、サングラスや帽子も持っていくことをおすすめします。

大きな防水バッグだったのでもっと荷物を入れられますが、ジャングルトレッキングでそれを担いで歩くのはなかなか大変です。

タオルと一人500mlのお水は支給してくれました。

 

靴も専用のシューズを用意してくれます。

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準備を済ませて、さっそく川へ・・・!

の前に、軽くカヤックの漕ぎ方のレクチャーを受けます。

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前へ進む方法、後ろへ進む方法、カーブする方法、急旋回する方法、ジャングルに突っ込んでしまった場合の止まり方などなど・・・

慣れないとコントロールが難しくて、皆さん1回くらいは突っ込むみたいです。

 

レクチャーを受け、いざ、カヤックへ乗り込みます。

今回は2人乗り。2人の息を合わせないとなかなか前へ進まず、チームワークが必要になります。

 

カヤックを少し漕いで行くと、さっそく川の両側にマングローブ林が広がっています。

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西表島は島の9割がジャングルで覆われており、本土ではなかなか見ることのできない亜熱帯の植物や、希少な動物たちを観察することができます。

亜熱帯地域に属する沖縄でも、これだけ森に覆われてジャングルらしい景色が見られるのは西表島だけで、他の離島とは全く異なる特殊な島です。

 

下流から上流に向かって漕いで行きます。

 

ちょうど干潮の時間帯だったので、カヌーが川底に着きそうなくらい浅くて、深いところを求めて川を右へ左へ進みます。

 

ヒルギのこの特殊な根っこ。

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干潮だからここまで見えてますが、満潮時だともっと川が深くて根っこの部分は水に浸かるそうな。

梅雨時期で沖縄旅行のオフシーズンのためか、他のツアー客が居なくてこの素晴らしい景色を貸切状態!!最高です。

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あちらこちらから鳥の声も聞こえてきます。

 

ガイドさんは植物に詳しく、カヤックを漕ぎながら色々と説明をしてくれました。

そして、カメラでパシャパシャと撮影もしてくれます。

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ツアー後にはデータもいただけるので、いい思い出になりました。

 

ジャングルの中には毒を持った木や、毒のあるケムシも当たり前のようにいます。

「この木は毒があって、目に入ったら失明するので触らないでくださいね~」と軽く言っていましたが・・・

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コントロールが悪ければぶつかってしまいそう・・・。

 

波もなく、よほどのことがなければ転覆もなさそうでした。

 

静寂に包まれたジャングルの中をゆっくりゆっくりカヤックを漕いで、しばらくしたところで一旦カヤックを降りて、次はトレッキングで滝を目指します。

ガイドさんの後ろについて、ジャングルの中を進んでいきます。

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自分たちじゃ絶対に遭難しちゃうような道なき道です。

 

トレッキング中も、西表島ならではの植物が生い茂っています。

立派なシダ植物。

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観葉植物として数万円で売っているような植物もわんさか生えています。

 

ここでもたくさんの生き物に会えます。

キノボリトカゲ。

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「尻尾が切れちゃうから捕まえられないよ~」と言っていましたが、尻尾が真っ青でとっても美しいイシガキトカゲもたくさんいました。

 

大体10~15分ほどトレッキングして、滝に到着です。

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滝と呼ぶには小さすぎるくらいの滝ですが、水遊びするには最適です。

私達は着替えも持ってきていたので、滝壷にダイブもすることに。

 

まずは一人ひとり、ダイブ~~!!!

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思いっきり下に沈みますが、ライフジャケットを着ているからすぐに上がってこれます。

だけど、思いっきり鼻に水が・・・。

ジャングルの水はネズミの糞なども混じっているらしく飲まないように言われてましたが、思いっきり飲んじゃいました・・・。

 

そのあとは、2人で一緒にダイブ~~!!!!

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それほど高さもないので、小学生くらいなら飛び込みできちゃいそうです。

 

30度を超えるくらい暑い日でしたが、ジャングルの中は木で覆われているので涼しいです。なので、水に入ると寒いくらい。

でも真冬でも入る人はいるらしいです。

 

しばらく川に浸かってマイナスイオンに癒されました。

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木漏れ日が気持ちいい~~。

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水に入ってみると意外と透明度が高くて、魚もいっぱいいます。

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川からあがった後は暖かいコーヒーを準備してくれていたので、一休みして、再びジャングルトレッキングで帰路へ。

 

帰りの道では、天然記念物に指定されている「セマルハコガメ」にも出会いました。

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鳥が狩りをしているところも見れたり。

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西表でしか見ることのできない貴重な場面にいくつも出会えました。

同じく天然記念物のカンムリワシも何回も見れましたが、「イリオモテヤマネコ」はやはりなかなか見ることができず貴重なようです。

 

あと、カヌーを停めていた場所で、「サガリバナ」も見ることができました。

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サガリバナは6月~7月の早朝にだけ花を咲かせる花で、これを観るためだけのツアーがあるくらい人気でレアな植物です。

 

ヘビに遭遇することもあるようですが、今回は出会いませんでした。

ところどころにキノコも。

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カヌーの場所へと戻ってきたので、カヤックに乗り込み、スタート地点を目指します。

 

せっせせっせとカヤックを漕いでいたら、雨が降ってきました。

この日天気予報は曇りで、さっきまで晴れていたのに、いきなりの雨です。

ジャングルに覆われている西表島は雨が降りやすく、天気予報は全くあてにならないようです。

しかも、ザザーッとスコール的な大雨も。

ですが、茂みで雨宿りをしていたら、数分で止みました。

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雨が降っていたかと思いきや、午後にはぴかーんと晴れてましたし、東南アジアのような、不思議な気候です。

 

向かい風だったのでしんどかったですが、なんたかスタート地点まで戻ってこれました。

 

お片付けをして、昼食のレストランへと向いました。

 

昼食を食べて、午後からは由布島観光です。

その様子はまた次の記事でアップしますね。